新たに住むエリアを探す場合には、その土地の特徴や住みやすさを確認することが大切です。ここでは、川崎市にスポットを当て、どのような特徴があるエリアなのかという点と住みやすさについてまとめています。また、川崎市内の7つの区ごとの特徴も簡単に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
川崎駅周辺は、スーパーや商業施設、商店街などがあり買い物、遊びには困らない便利なエリアであるといえます。学生やファミリーなど幅広い層が住む街であり、最近は高層マンションも増えてきています。
またファミリー層も多く住むエリアであり、教育施設が充実している点も川崎の特徴となっているため、子育てがしやすい町としての側面もあります。ただし地域によっては駅周辺に繁華街などがあり、小さな子どもや女性にとっては少し不安を感じる場面もあるかもしれません。そのため、夜の帰り道などは人通りの多い道を選ぶことがおすすめです。
川崎市は7つの区から構成されており、それぞれの区に特徴があります。ここでは、それぞれの区の特徴について簡単にご紹介します。
市の中心となる行政区であり、市役所や大型商業施設などさまざまな施設が集中するエリアです。非常に便利なエリアである反面、夜遅くまで賑やかな繁華街や競馬場もあるため、静かに暮らしたい人などには不向きな面もあるかもしれません。
ラゾーナ川崎プラザや、ミューザ川崎シンフォニーホールなど区を象徴する施設がある点が特徴。さらに、住宅地のもあることから利便性・住環境を両立したエリアとして注目されているエリアです。
再開発が行われた武蔵小杉駅周辺の影響により人気の高まりを見せるエリアであり、川崎市の中でも人口が多い行政区となっています。主要駅となる武蔵小杉駅周辺にはタワーマンションが多い反面、適度に自然もあるエリアとなっています。
東京のベッドタウンとして人気が高い高津区。駅周辺にはスーパーや飲食店などが並ぶ商店街もあり、日常的な買い物に困ることはないエリア。溝の口駅や武蔵溝ノ口駅周辺は通勤や通学面でも便利です。
よみうりランドをはじめとするスポーツ・レジャー施設などが充実していることで知られる多摩区。また、大学のキャンパスがあるため学生が多い街という特徴もあります。
計画的に都市開発されたベッドタウンであり、住みやすい環境づくりが行われている点が特徴です。区全体が落ち着いた雰囲気であることから、静かな環境で過ごしたい人にもおすすめのエリアといえます。
主要駅の新百合ヶ丘駅周辺は大規模な商業地区や高級住宅街として発展している反面、昔ながらの商店街が残る地区もある麻生区。自然環境の良さも特徴のひとつとなっており、親子で楽しめる施設も多くあります。
交通の利便性が高い点も川崎市の特徴です。川崎市内には、JR東日本、京急、東急、小田急、京王の5種類の鉄道業者の路線が走っており、多くの鉄道駅が設置されています。
また、川崎市域を走っているそれぞれの私鉄の路線は、渋谷や新宿、品川などのターミナル駅に直通していますし、都内の地下鉄との相互乗り入れによって都心部へのアクセスも便利。さらにJRも既存路線を活用することによって、新しいルートによるネットワーク強化に取り組んでいます。
上記でご紹介している通り、川崎駅は主要駅へのアクセスがしやすい駅である点が特徴です。
およそ10分で乗り換えなしで品川駅まで行けますし、そこから山手線などの利用によって、簡単に都心部にアクセス可能。さらに東京駅も乗り換えなしで行くことができます。品川駅と同じように新幹線の利用ができるため、出張が多い人、旅行によく行く人も交通面で不便を感じることはないと考えられます。もちろん、千葉や埼玉へのアクセスもしやすくなっています。
川崎駅から主な駅へのアクセス時間の目安は下記の通りとなっています。状況により変化しますが、参考にしてみてください。
鉄道以外にも、川崎駅の東口側には大きなバスロータリーが設置されています。ここからは、路線バスのほか東北方面や関西方面にアクセスできる高速バスも出ています。電車はもちろん、それ以外にもさまざまな交通手段が用意されています。
共働きの世帯は核家族が増えている昨今、それぞれの地域での子育て支援や子育てに関する施設の充実度は非常に重要なポイントといえますが、川崎市は子育てがしやすい街といわれています。例えば、産前・産後にヘルパーの派遣を行う、子どもが1歳の誕生月を迎えるまで栄養食品の支給を行うといったように、保護者や赤ちゃんに配慮した制度が用意されています。
さらに小児医療費助成制度が用意されており、川崎市内に住み、健康保険に加入している小学6年生までを対象とし、通院医療費や入院医療費の全額または一部助成を実施。2023年9月に対象範囲が拡大されたとともに所得制限が撤廃されています。また、小児医療証の新規発行や助成制度への問合せなどについては、小児医療証交付事務処理センターにて対応しています。
このように、医療費について不安を抱えずに子育てができる環境が用意されています。
川崎駅周辺には、さまざまな保育園や幼稚園が設置されていますので、電車を使用して通勤している人にとって非常に便利な環境が用意されています。中には、川崎駅に隣接した商業施設内にある保育施設もあります。
川崎駅周辺にある保育園や幼稚園には下記のようなところがあります。
上記のほかにもさまざまな保育園・幼稚園がありますので、通勤で川崎駅を使用する場合には探してみることがおすすめです。
川崎市には、子育てを支えることを目的とした地域子育て支援センターが設置されています。こちらの施設は就学前の子どもであれば市内外を問わず事前申し込み不要で利用できるため、非常に使い勝手が良いと好評です。
このセンターは、保育所と子育て支援機能を集約しており、保育士・看護師・栄養士など子育てに関わる専門家が連携しつつさまざまな家庭を支えている点が特徴。子育てに関するさまざまな相談にも乗ってもらえますし、子育てをする保護者同士が交流する場にもなっているようです。
多摩川に沿って細長い市域を有する川崎市には、都市公園や緑地、農地、河川など身近な自然が多くあり、そこには多くの生き物が生息・生育しています。市域ではこれまでにも数千種にものぼるさまざまな生き物が確認されています。
ここでは、川崎市の自然環境と、休日などに家族とゆっくりと過ごせるリフレッシュスポットについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
川崎市には、シンボルともいわれる多摩川が流れており、市民の憩いの場となっています。また、市の北部には生田緑地が広がっています。ここは、年に残る豊かな自然資源であるとともに植生管理ボランティアや古民家ボランティアなど、多くの市民が参画する拠点にもなっています。
そのほかにも、春と秋に一般開放を行っている「生田緑地ばら苑」や、潮干狩りもできる「人工海浜(かわさきの浜)」、江戸時代はじめに建設された人工用水であり、現在は地域の水と緑の空間となっています。また、川崎大師のそばにある大師公園は、子どもが遊べる遊具や水遊びができるプール、噴水などもあります。
数多くのリフレッシュスポットがあるのも川崎市の特徴です。
例えば、多摩川に沿って設置されている自転車歩行者道「かわさき多摩川ふれあいロード」があります。ここは多摩区菅野戸呂から幸区小向地先までの21.4キロメートルが「多摩川サイクリングコース」、さらに川崎区鈴木町1番地先から川崎区殿町3-25番地先までの3.5キロメートルが「多摩川河口青少年サイクリングコース」。これらの総称が「かわさき多摩川ふれあいロード」であり、自転車と歩行者が利用できます。
そのほかにも、水族館や科学館、博物館があるほか、子どもの遊び場が設けられているショッピングモールなど、家族で楽しめる屋内施設も揃っています。天候に関係なく遊べる施設を知っておくと、役に立つこともあるのではないでしょうか。
ここからは、川崎市における戸建物件に関する状況についてみていきましょう。
川崎市全体では、新築住宅の供給が活発に行われているという現状があります。川崎市の特徴のひとつとして挙げられるのが、交通利便性の高さなどを理由として、全国的に見ても高い人口増加率を示している点。工場跡地や市街地の農地がマンションや戸建用地へと転用が行われていることもあり、新築住宅の供給も多く行われています。
川崎市にはさまざまなエリアがありますが、例えば武蔵小杉は住みたい街として人気が高まっているとされています。このエリアは、随所に街灯が整備されているなど地域ぐるみでの防犯意識が高く治安も良いといえますし、武蔵小杉駅周辺には商店街や商業施設も充実しています。また、武蔵小杉駅からは横浜や渋谷などへのアクセスもしやすく、熱海や伊豆方面にも行きやすくなっています。
このように、川崎市には魅力あるエリアがたくさんありますので、住まいを取得する際にはそれぞれのエリアの特徴をチェックしてみることがおすすめです。
新しく物件を取得する場合には、その家に住む人数に合わせた広さがあるかが大切です。
一般的には3LDK以上の間取りがファミリー向けの物件とされています。ファミリー向けの物件を探す場合には、間取りはもちろん収納スペースについても確認しておくことがポイントとなってきます。また、広めの戸建て物件であれば和室を設置することも可能。和室は子どもの遊び場や客間として活用できるなどのメリットもあります。
このように、家族で過ごす住まいを探す場合には、将来的なことも考えながら、十分な広さが確保できているかをチェックしましょう。
実際に川崎市に家を取得するとなった場合には、価格やエリアごとの特徴が気になるものです。そこでここからは、川崎市の戸建物件における価格相場と、それぞれのエリアの違いに注目して見ていきましょう。
川崎市の新築・分譲一戸建てを購入する場合の価格相場は、3,480〜9,800万円(※)となっています。それぞれのエリアや各物件の立地、間取りなどによって差はありますが、上記を目安として考えておくと良いでしょう。また、時期によって価格相場が変動する可能性もあるため、実際に購入する場合には不動産会社などに直接問い合わせることをおすすめします。
最後に、川崎市内のエリアごとの新築・中古戸建の相場について見ていきましょう。まず、新築・分譲一戸建における各エリアの相場は下記の通りとなっています。
また、建物面積100㎡の場合の中古一戸建てについて、各エリアの平均価格は下記の通りとなっています。
このように、それぞれのエリアによって差がありますので、気になるエリアの価格相場を確認しながら物件探しをしていくことがおすすめといえます。
川崎市で住まいを探している方に向けて、新築戸建て、中古戸建て、マンションなど、希望に合った物件を見つけられる不動産会社をご紹介します。地域に精通したサポートを受けることで、理想の住まい探しをよりスムーズに進められます。
川崎市での新しい暮らしをスタートさせたい方は、是非参考にしてみてください。
新築戸建てを購入するなら
引用元:あんしんマイホーム公式HP
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引用元:住友不動産「新築そっくりさん」公式HP
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