多摩川と鶴見川に挟まれた川崎市では浸水想定区域かどうかの確認が欠かせません。市公式サイトの洪水ハザードマップで住所検索を行うと、想定浸水深と避難所が色分けで示されます。0.5m以上のエリアは床上浸水の可能性があるため、基礎かさ上げや止水板設置などの対策費用を見込んで資金計画を立てると安心です。
川崎市では利子補給や長寿命化リフォーム助成など、購入後も使える制度が複数あります。年度ごとに募集枠が限られるため、利用を検討する場合は住宅供給公社ハウジングサロン(044-874-0180)に早めに問い合わせ、申請スケジュールと着工時期を調整しましょう。省エネ改修や耐震改修を同時に行えば、国の長期優良住宅化リフォーム減税との併用で負担を抑えられます。
川崎市に住むにあたって、治安について気になる人も多いのではないでしょうか。川崎市は一部で治安が悪いというイメージを持たれることもありますが、実際のところはそれぞれの区によって異なっています。
ここでは、川崎市全体における治安の傾向などについてまとめています。どのエリアが治安が良いとされているのか、また逆に注意すべきエリアなのかといった点について、見ていきましょう。
川崎市は、市全体の刑法犯認知件数で見た場合には、他の市と大差ありません。ただし、川崎市の治安についてはエリアごとに異なる点が大きな特徴といえます。
人によっては、川崎市=治安が悪いというイメージを持っている人もいます。これは、川崎市は古くからの工業地帯であり、かつて大きな公害が発生したことや騒音被害からマイナスイメージを持っている人が多いようです。しかし市を上げて環境汚染の改善に取り組んできた歴史があり、現在工業地帯は臨海エリアに集中しているため、騒音の被害なども少なくなっています。
現在は、場所によってはギャンブル施設や風俗施設がある地域もあることから治安が悪いという印象を持っている人が多くなっているようです。
上記の通り、川崎市はエリアによって治安の良し悪しが変わってきますが、市の中でも特に治安が良いといわれているのは、麻生区です。高級住宅街でとして知られている新百合ヶ丘は風俗営業が禁止されていることからも、治安が良いエリアとなっています。
逆に注意したいエリアとされているのが川崎区です。川崎駅付近には競馬場や競輪場がある点に加えて、周辺には風俗店などもあることから、治安はあまり良くないエリアとされています。
川崎市の中では、犯罪認知件数が多い川崎区は、治安に注意したい地域といわれています。しかし、区では犯罪への対策にも取り組んでいます。同区ではどのような防犯対策が行われているのか、川崎市全体で行われている防犯への対策などをまとめていますので、これからすむエリアを選ぶ際の参考にしてみてください。
川崎区は、他の区と比較すると犯罪認知件数がかなり多い区となっています。市の中心部である川崎区は、川崎駅を中心として繁華街が広がっており、風俗店や競馬場、競輪場があることが治安に影響していると考えられます。
神奈川県警察の発表によると、令和5年の川崎区全体の犯罪認知件数は、7,645件となっていますが、その中で件数が多いのが川崎区で2,574件となっています。2番目に多い中原区は1,091件、次いで高津区の948件となっていることから、川崎区は市の中でもかなり犯罪認知件数が多いエリアであるといえます。
以上から、夜間は暗い道を避ける、人通りの多い道を歩く、街灯が設置されているところを歩くなどの対策を心がけることがおすすめです。
川崎区は犯罪認知件数の多いエリアではありますが、防犯対策にも力を入れています。例えば、川崎駅周辺のエリアには防犯カメラを100台設置しています。これらのカメラを設置することで、犯罪の抑制やもし何か事件やトラブルが発生した場合にも早期の解決が期待できます。
また川崎市では、市の公式アプリとして「かわさき防犯アプリ(みんパト)」を提供しています。このアプリは、市域の犯罪情報や不審者情報をプッシュ通信でいち早く届けられるもの。あらかじめ知りたい犯罪や地域を登録することで情報を通知するため、例えば「自分が住んでいる区における不審者情報が知りたい」といったように、知りたい情報のみを得られます。犯罪等の発生場所は地図上に表示されて内容の確認もできますので、犯罪や事件に巻き込まれることを防げます。そのほか、こちらのアプリには防犯ブザー機能も搭載。この機能では、登録したメールアドレスに防犯ブザーを使用した場所の地図が自動送信されます。
川崎市の中でも、犯罪認知件数が少なく治安が良いといわれているのが、多摩区や麻生区です。ここでは、治安が良いとされているエリアの特徴や魅力を紹介していきます。また、ファミリー向けとして安心して暮らせる街にはどのような特徴があるのかといった点についてまとめています。「治安が良い街」といわれるエリアにはどのような特徴があるのかをあらかじめ確認しておきましょう。
治安が良好とされているエリアとして、多摩区や麻生区が挙げられます。
例えば多摩区は駅前には飲食店があり賑やかな雰囲気となっているものの、駅から離れると住宅街が広がっており比較的静かなエリア。街灯も設置されていることから夜道も明るいところが多いといえます。
また、1982年に多摩区から分区した麻生区も、治安が良いエリアとされています。市の北西部に位置している麻生区は多くの人が住んでいるエリアであり、商業施設や公共施設なども充実している点が特徴。こちらのエリアでは、「わんわんパトロール」と呼ばれる事業を行っています。これはペットの散歩を通じて区民が気軽に安全パトロールをするための取り組みであり、区における防犯力の向上につなげています。
安心して暮らせる街の特徴は、地域のパトロールが充実している点が挙げられます。警察が定期的に巡回しているほか、エリアによっては自治会やPTAなどによって自主的にパトロールを行ったり、見守り活動が行われたりすることから、自ずと犯罪の防止につながっていきます。
また、家賃相場も参考になるケースもあります。治安の良い街は「家賃相場が安すぎない」という点が特徴としてあります。逆に、家賃がなぜか安いエリアの場合、そこには何かしらのマイナス要素があると考えられます。その理由は交通の便が悪い、生活するにあたって利便性が低いなどの可能性も考えられますが、中には治安の悪さが原因となっている可能性もゼロではないため注意したいところです。もし家賃相場が低い場合には、なぜその価格となっているのかを不動産会社に確認することがおすすめです
川崎市で不安なく快適に暮らすには、日頃から防犯意識を持つこと、また防犯対策をしっかりと行っておく点が重要です。ここでは、快適な暮らしのためにできる具体的な対策例についてまとめています。住まいを持ち、新しい暮らしを始めるにあたって知っておきたいポイントを紹介します。
川崎市で過ごす場合に限ったことではありませんが、快適に暮らしていくには、まず日常生活での防犯対策をしっかりと行う点が大切といえます。例えば空き巣の対策をする、ゴミ出しなどほんの少しの外出や在宅時にもしっかりと戸締りをする、センサー付きのライトや防犯カメラを設置するなどさまざまなポイントがあります。
安全に、快適に暮らしていくためには、日頃からの防犯意識と行動が重要です。犯罪に巻き込まれないように対策をしっかりと行っておきましょう。
単身女性の不安として多い「夜道の帰宅」と「集合住宅の侵入対策」には、川崎市公式の「かわさき防犯アプリ」で不審者情報を確認する習慣が有効です。あわせて、駅から自宅までの経路に防犯カメラが多い道を選ぶ、管理人常駐またはオートロック付き物件を選ぶ、玄関灯をセンサーライトに替えるなど、小さな対策の積み重ねがリスク低減につながります。
川崎市の「メールニュースかわさき」、県警の「ピーガルくん安全メール」に登録すると、特殊詐欺情報や不審者情報をタイムリーに受信できます。通知設定を自宅周辺と勤務先の2エリアにしておくと、外出時の危険も把握しやすくなります。
治安の良し悪しを客観的に見るには、「刑法犯認知件数」だけでなく「人口1,000人当たりの発生件数」で確認するのが基本です。あわせて、駅周辺の人出、夜間の明るさ、商業用途の比率、交番や防犯カメラの分布など、環境要因を複合的にチェックすると実感に近づきます。
件数は人口や来街者の多さに影響されます。繁華街を抱える区は件数が増えやすい一方、住宅地中心の区は相対的に少なくなりがちです。「昼と夜」「平日と週末」で雰囲気が変わるエリアもあるため、時間帯を分けて確認しましょう。
街灯の有無、見通しの良さ、路地の幅、住宅と飲食店・娯楽施設の混在度、駅からの動線に防犯カメラがあるか、深夜営業店の密度などをチェック。集合住宅ではオートロックの有無、管理人の勤務時間、宅配ボックスの設置場所も見ておくと安心です。
同じ区でも駅ごとに雰囲気が変わります。昼間は賑やかでも、夜は人通りが途切れる通りや、再開発で工事区画が増えるタイミングなど、局所的に注意したい場面があります。
大型商業施設と歓楽街が近接し、週末やイベント時は人出が多いエリアです。終電後の時間帯は酔客やタクシー待ちで混雑するため、裏通りを避けて駅前の明るい動線を選ぶと安心です。
駅前は高層住宅が建ち並び人通りが多く、日中の利便性が高いエリアです。夜間は横断歩道が少ない大通り沿いや、工事仮囲いがある路地で見通しが悪くなることがあります。帰宅ルートは明かりと人通りで選ぶと快適です。
商業集積が進み、駅周辺は飲食店が多い一方、住宅地に入ると静かな環境に変わります。駅前〜商店街〜住宅地で雰囲気が変わるため、昼夜の歩き比べが役立ちます。
乗換結節点として人の動きが多く、駅前は明るい反面、河川近くの通りは夜間に人通りが減ることがあります。河川沿いは明るい幹線側のルートを選ぶと安心です。
住宅地主体で教育・文化施設がまとまり、夜間の騒音源が少ない点が特徴です。駅前の買い物動線は明るく、歩道も広めです。
川崎市では、繁華街や駅前でのトラブルと、住宅地での物的被害では、対策の重心が異なります。生活動線に合わせて優先順位を決めましょう。
駅前や集合住宅の駐輪場で起こりやすい被害です。地球ロック(動かない構造物と一体で施錠)、異なる方式の二重ロック、夜間は人目のある場所に駐輪することが基本です。
商業施設・イベント時・混雑電車で注意。スマホや財布は前ポケット・ファスナー付きに。テーブル席では荷物を背もたれ側に回し、席取りでの放置を避けます。
共用部が広いマンションでも、無締りとワンロックは狙われやすい要因です。補助錠とサムターンカバー、窓の補助錠、共用部の死角照明の有無を確認。ゴミ出しなど短時間でも施錠を徹底しましょう。
固定電話は留守番設定や迷惑電話フィルタを活用し、「ATMで還付金」などの案内は詐欺の手口とみなして対応するのが予防の第一歩です。家族間で合言葉を決め、即断・即送金を避けます。
子育て世帯は通学路の歩道幅、横断箇所、見守り活動の有無を確認。単身者は帰宅動線の明るさ、最寄りバス停の位置、深夜の人通りを重視。高齢者は段差の少なさ、交番や医療機関までの距離、エレベーター停止時の代替動線もチェックしておくと安心です。
①同じルートを昼・夜・雨天で歩く/②駅から自宅まで、防犯カメラと街灯が連続する道を選ぶ/③深夜営業店が密集する路地を避ける動線を考える/④マンションはエントランスのオートロックと宅配動線を確認/⑤交番・バス停・タクシー乗り場までの近いルートを把握/⑥近隣の自治会や見守り活動の掲示をチェック。
駅徒歩や家賃だけでなく、用途地域(住居系か商業系か)、夜の騒音源(幹線道路・高架・飲食店)、避難所や公園までの距離、災害時の帰宅ルートも含めて検討すると、治安リスクと暮らしやすさのバランスが取りやすくなります。
トラブルに遭遇したら110番通報が基本です。身の危険を感じる場面では、安全な明るい場所へ移動し、人のいる店舗に助けを求めることを優先しましょう。近隣で同様の事案が続く場合は、管理会社や自治会にも共有し、建物の鍵交換や共用部照明の増設など、物理的な対策に結びつけると効果的です。
川崎市で住まいを探している方に向けて、新築戸建て、中古戸建て、マンションなど、希望に合った物件を見つけられる不動産会社をご紹介します。地域に精通したサポートを受けることで、理想の住まい探しをよりスムーズに進められます。
川崎市での新しい暮らしをスタートさせたい方は、是非参考にしてみてください。
新築戸建てを購入するなら
引用元:あんしんマイホーム公式HP
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